低活性のキス釣りで針がかりしないときに確認するべき3つの項目

「アタリはあるけど針にかからない」

キス釣りをしていてそんな経験はありませんか?

垂らしの長さを変えてみたり、サビくのを止めてみたりと色々と工夫しても、なかなか改善されることはありませんよね。

今回は、低活性時のキス釣りで針がかりしないときに確認するべき5つの項目について解説していきます。

目次

なぜ針にかからないのか?

キスのアタリは意外にも激しく手元に伝わります。あれはキスが餌を吸い込んだ時のアタリではなく口に咥えて持っていくときのアタリです。

その時に針を咥えていると針がかりし、エサだけを咥えていると針掛かりせずに餌を千切られる結果となります。

あのアタリが出た時点でキスは反転しているので、こちらが低活性だと思っていてもキスは捕食活動を活発に行っているのです。

つまり、低活性時のキスはいかに「針を咥えさせるか?」という点が大きなポイントになります。

対策1.針を小さくする

キスは餌と針の見分けができますので、大きな針を使っていると針を避けて餌だけを咥えて持っていこうとします。

そこで一つ目の対策は針を小さくすることです。

通常7号くらいを使われている方が多いと思いますが、低活性時はそれでは大きすぎます。石ゴカイの場合、私の場合は通常時で6号、低活性時は思い切って4号に落とします。針はアスリートキスがおすすめです。

但し、高活性時には針を小さくすると飲み込まれてしまい手返しが悪くなってしまいます。サイズは複数用意していった方が良いでしょう。

対策2.餌の垂らしを短くする

釣れなくなってくると一本掛けや房掛けをしてアピール力を高めようとしてしまいがちですが、キス釣りにおいてそれは逆効果です。

餌が大きければ大きいほど、針から遠い端の方を咥えて持っていこうとします。そのため益々「アタリは出るが掛からない」という状況に陥ります。

また、キスが何度も餌を持っていこうとしている間に違和感を覚えて餌から離れてしまう場合もあります。

低活性時は垂らしを短くしたり完全になくしたりして、キスの口の中に一発でかかるように心がけましょう。

対策3.タックルの反発力を高める

キス釣りは柔らかい竿で食い込みをよくするよりも、硬い竿の反発でオートマチックにフッキングしたほうがかかりやすいです。

投げ竿を使っている場合は問題ありませんが、エギングロッドなどを使用している場合はタックルの反発力を高める工夫をしてみましょう。

タックルの反発力を高める方法:①天秤の種類

天秤は片方のアームを開いて使う片天秤タイプを使用しましょう。天秤のアームはキャスト時の絡み防止という役割だけではなく、アームの反発力で自動的にフッキングするという役割があります。

ジェット天秤は根がかり回避性に優れていますが、着水後は天秤が一直線になってしまうので、自動フッキングには期待できません。

片天秤仕掛けでも、”誘導”か”固定”の2種類のセッテイングがありますが、誘導は天秤の反発を使うことができませんので、キス釣りの場合は固定仕掛けを使うことをおすすめします。

誘導はカレイや真鯛などの大物釣りの際に効果的です。

タックルの反発力を高める方法:②天秤の重さ

5号前後の軽い天秤の場合キスが反転したときに天秤ごと動いてしまいます。天秤が動いてしまってはフッキングが決まりません。

重い天秤だとキスのアタリでは動じないので、アームの反発をしっかりと効かせることができます。重い天秤をキャストできるのも投げ竿が優れている点の一つなのです。

基本的には竿の負荷に合った号数を使うことになりますが、余裕がある場合は少し重めの天秤を使ってみると良いでしょう。

竿の関係で軽い天秤しか使えないという場合は、天秤の反発力に頼るのではなく、手動でアワセを積極的に入れるようにしてみましょう。

タックルの反発力を高める方法:③竿の硬さ

キスがエサを吸い込んだときに穂先が曲がりすぎてしまうようなタックルでは向こうアワセで針をかけるのは難しいです。

どうしても針がかりしないという場合は穂先が硬めの竿を使ってみると良いでしょう。

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