カヤックフィッシングで危ないと感じる瞬間5選

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1位 沖に向かって風が吹いているとき

カヤックで一番危険なことは自力で帰れなくなることです。そしてその一番の原因は風による影響です。

私は基本的に風速2m以下の日に出していますが、それでも何度も風で恐い思いをしたことがあります。

特に釣りを終えて帰ろうとしているときに向かい風が吹いていると恐怖です。

カヤックは「燃料=自分の体力」ですから、釣りが終わった後体力がなくなっている状態で向かい風に向かってパドリングするのは本当に疲れますし、スピードも出なくて焦ります。

風に対する対策としては下記が挙げられます。

  • 風が陸に向かって吹く日にカヤックを出す
  • 風速3m以上の日は出さない
  • 外洋には出ない

釣りの途中で仮に風が強くなったとしても、陸に吹く風であれば楽に戻ることができます。また航行する場所を湾内で留めておけば、仮に流されたとしてもどこかの陸地へたどり着くことは可能です。

カヤックを出す際は風速予報をよくチェックして、必ず帰港できるように場所を選びましょう。

2位 速い流れに乗っているとき

流されてしまう原因の2つ目に「潮流」が挙げられます。風よりも流されている感覚がわかりにくいため、知らずに遠くまで流されていたとうことが起こりやすいです。

カヤックでは常にどっちに流されているかを把握することが重要です。景色(遠景と近景の)を観察すると流されている速度や方向がわかります。

また、GPS付きの魚探やスマホのGPSを使用するとより正確に流れる方向を把握することができます。

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3位 沖で転覆・沖沈

沖で転覆した場合再乗艇できるかがポイントになります。

再乗艇できればそのまま帰港できるので大きな事故になることはありません。怖いのは再乗艇できない場合の低体温症のリスクです。

低体温症とは体温が35度以下の状態のことを指し、死亡率は20%~90%になります。水温15~20度の場合意識不明になるまでの時間は2~7時間、10~15度の場合1~2時間と言われています。

そもそもカヤックは転覆が前提のスポーツであり再乗艇は基礎スキルの一つです。再乗艇できない人は乗ってはいけません。

特にシットオンカヤックはほかのカヤックと比べて高さがあるので再乗艇が難しい部類になります。

カヤックに乗る場合はまず再乗艇の練習は絶対に行い、もし転覆して再乗艇ができなかった場合は直ちに118番へ電話するようにしましょう。

冬場にカヤックを楽しむ方はドライスーツを着るのも良い手段です。

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4位 波打ち際で転覆

消波ブロックがある砂浜は波の影響を受けにくい

意外にも多い波打ち際での転覆事故。砂浜やリーフエッジなどなだらかな場所から出港した場合に起こります。

沖では小さなうねりでも、波打ち際では大きな波となって打ち寄せます。出港時や帰港時にその波に巻き込まれて転覆してしまうのです。

どちらかというと帰港時に転覆することが多く「波の大きさが沖から見えづらい」「出港時よりも波が大きくなっていた」「最後に気を抜いてしまった」という原因が多いようです。

波打ち際での転覆については下記の対策が挙げられます。

  • 消波ブロックのある砂浜から出す
  • 湾内の砂浜から出す

命にかかわる事故になることは少ないと思いますが、起こる可能性の高い事故ですので十分に注意しましょう。

5位 漁船・大型船の引き波

カヤックは横波には弱く、漁船や大型船の引き波で大きく揺れます。

転覆してしまう可能性もありますので、波に対して船を立てて回避するようにしましょう。

また、漁師の中にはわざと船で突っ込んでくる人ギリギリを通過して引き波を立てる人がいます。(私も何度か経験があります)

周りの状況を常に観察し早めに回避行動を取るにしておきましょう。

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